ハイパーターミナルで表示のキャプチャ
1.キャプチャ
ハイパーターミナルでの表示内容を,表示と同時にファイルに保存することができる。この作業をキャプチャと呼ぶ。
ハイパーターミナルの画面をコピーしテキストファイルへペーストしてもよいが,この方法ではバッファへの格納が間に合わず,過去の表示が乱れることがあるため,使わないほうがよい。
2.キャプチャの手順
ハイパーターミナルの表示をそのままファイル化するには次の手順となる
(1)保存用のファイル名を確定し,キャプチャを開始する。
(2)マイコン側の動作を行い,画面に表示させる。
(3)キャプチャ動作を終了させる。
3.キャプチャの手順の詳細
3.1 保存用のファイル名を確定し,キャプチャを開始する。
(1)「転送」メニューの「テキストのキャプチャ」を選ぶ
(2)保存用テキストファイル名を聞いてくるので,適当なフォルダ内に適当なファイル名を設定する。
ここで,以前からあるファイル名を指示すると,そのファイルのおしりに,キャプチャ内容を取り込んでくれる。
現在存在しないファイル名を指定するのがよいようだ。
(3)「テキストのキャプチャ」ダイアログの「開始」ボタンを押すとキャプチャが開始される
3.2 マイコン側の動作を行い,画面に表示させる。
通常通り,ハイパーターミナルの画面に表示させると,ハイパーターミナルは自動的にファイルへの格納作業をバックグラウンドで行ってくれる。
3.3 キャプチャ動作を終了させる。
「転送」メニューの「テキストのキャプチャ」の中の「停止」を選ぶと,キャプチャ動作は終了する。
4.キャプチャされたテキストファイルの確認
「3.1」で設定したファイルができているので,エディタで確認することができる。
5.ちょっとよい使い方
複数のデータが複数行表示される場合で,結果をグラフ表示する場合は次のようにすればよい。
(1)1行に表示される複数のデータは「,」で区切る。
(2)保存用テキストファイル名の拡張子をcsvとする。例えば「xxxxx.csv」とする。
(3)保存されたcsvファイルはアイコンのダブルクリックによりエクセルで開かれる。適当にグラフ化することができる。