ハイパーターミナルの代わりにteratermを用いる方法
本サイトのH8解説は,PC側にハイパーターミナルを用いることを前提としてきている。
しかし,ハイパーターミナルはwindowsXPまでのソフトであり,Windows7では通常使えない。
そこで,ターミナルソフトとして普及しているTeratermの利用について説明する。
Teraterm稼働時の様子
Teratermはターミナルソフトで,TCP/IPおよびシリアル通信に対応したソフトである。
現在は
http://sourceforge.jp/projects/ttssh2/
で開発が続けられている。
ダウンロード,インストールが済んでいるものとして,
H8マイコン等に対応させた使い方を説明する。
1.起動
起動した直後は,TCP/IPおよびシリアル通信のどちらでも使うようになっているので,シリアル通信で使えるようにする。
ファイルメニューの新しい接続で,次のようにシリアルポートを有効にする。
2.設定メニューから「端末」を設定する
場合により設定が異なる
(1)マイコン演習で自分で作成したプログラムを動かすとき
(2)Renesusモニタプログラムで使うとき
ここで「ローカルエコー」がOFFの時はPCのキーを打っても,その文字は表示しなくなる。ただし,
H8CPU上のモニタープログラムでは,受信した文字を,そのまま返してくるので,ローカルエコーは不要である。
(ローカルエコーをONにしたままにすると,キーボード入力文字が2つずつ表示されてしまう。)
3.設定メニューから「シリアルポート」を設定する
通信設定は重要な設定である。H8マイコンでは都合の良い通信速度の最速のものは38400であるので,このように設定されているマイコン側プログラムが多い。
なお,送信遅延は,適当に長くしたり短くしたりして都合の良いところを使う。
Renesusモニタプログラムを使う場合は,500ミリ秒/行くらいにすると,複数のコマンドのコピー&ペーストでも取りこぼさなくなる。
4.COM番号の設定 設定メニューから「全般」を設定する
PCにより有効になっているCOM番号が異なる可能性がある。通常はCOM1が割り当てられているが,そうでない場合は,ここで変更する。
5.設定の保存と読み込み
上記の設定を設定メニューの「設定の保存」と「設定の読み込み」をもちいて保存,読み込みを行うと,毎回変更しなくてよくなる。
6.起動用cmd
通常の演習で自分で作成したプログラムを動かすとき teraterm_H8.cmd
Renesus モニタプログラムを動かすとき teraterm_H8_mon.cmd