文字列比較のプログラムの考え方(3)
この課題では2つの文字列長が等しい前提で,2つの文字列の一致を検査する
文字列の一致状況を表す変数checkを導入
checkは0か1の2つの値しかとらず,1なら一致状態,0なら不一致状態を表す。
検査を開始する前にcheck=1にしておく。
0号室同士,1号室同士,というように順に,検査を開始して,不一致が見つかったら,check=0にする。
checkを1に戻す手段はないようにしておく。
この検査は片方の文字列の全文字について行なう。
(文字列の先頭から文字列の終わりまで行なう)
検査が終了したら,checkの値に従って,"equal" または "not equal" を表示する。
/*検査*/ check=1; if (mystr1.charAt(0)!=mystr2.charAt(0)) check=0; if (mystr1.charAt(1)!=mystr2.charAt(1)) check=0; if (mystr1.charAt(2)!=mystr2.charAt(2)) check=0; : 文字列の終わりまで繰り返し : |
このような形は,繰り返し構造になりそうなので同じ形の繰り返しにする。
「 int
ptr; /*検査する文字列配列の要素番号*/ 」を用意する。
/*検査*/ check=1; ptr=0; if (mystr1.charAt(ptr)!=mystr2.charAt(ptr)) check=0; ptr++; if (mystr1.charAt(ptr)!=mystr2.charAt(ptr)) check=0; ptr++; if (mystr1.charAt(ptr)!=mystr2.charAt(ptr)) check=0; ptr++; : 文字列の終わりまで繰り返し : |
あるいは
/*検査*/ check=1; ptr=0; if (mystr1.charAt(ptr)!=mystr2.charAt(ptr)) { check=0; } ptr++; if (mystr1.charAt(ptr)!=mystr2.charAt(ptr)) { check=0; } ptr++; if (mystr1.charAt(ptr)!=mystr2.charAt(ptr)) { check=0; } ptr++; : 文字列の終わりまで繰り返し : |
/*検査*/ check=1; ptr=0; for (ptr=0; ptr<mystr1.length(); ptr++) { if (mystr1.charAt(ptr)!=mystr2.charAt(ptr)) check=0; } |
あるいは次のようにしておくと,無駄な比較をしないようになる
/*検査*/ check=1; ptr=0; for (ptr=0; ptr<mystr1.length(); ptr++) { if (mystr1[ptr]!=mystr2[ptr]) { check=0; break; /*一番内側のループ構造から抜け出す*/ } } |