メソッド使用でよくある間違いの例
次に4つ,誤りの例を示す。
List 1 メソッドをmain()中から呼び出し忘れた誤りの例 |
public class XXXX { |
解説 メソッドprivate double average(double p, double q)の定義が書いてあるだけでXXXX()中から呼び出さなかった例。 main()の中を実行するだけなので,変数zには値が代入されないまま,変数x,y,zを表示している。 変数zの値が0.0なのは偶然で,値が代入される前の変数の値が0とは限らない。 |
List 2 メソッドの「返す値」を受け取らなかった誤りの例 |
public class XXXX { |
解説 |
List 3 メソッドの「返す値」を返す作業をしなかった誤りの例 |
public class XXXX { |
解説 メソッドdouble average(double p, double q)が値を返すのを忘れている。 コンパイルエラーになる。 |
List 4 メソッド内で仕様にない画面表示を入れてしまった例 文法的誤りでもないし,実行時のエラーでもないが,このメソッドを呼び出した時に不要な表示が毎回現れる |
public class XXXX { |
解説 メソッド中で不用意にprintfで表示している。 mainを作成するプログラマは 「5.000000と8.000000の平均値は6.500000です」のみの出力を期待している。 このメソッドを別のプログラムで利用する時,不必要な表示が出てきて困るであろう。 |