2023.3.14 Coskx Lab
3.3VDCDCコンバータは小さくて優れものですが,小さすぎて扱いにくいです。
モータ付きカート上のブレッドボードにDCDCコンバータを刺して使うと,接触不良が起こって,micro:bitが誤動作しやすい状況でした。
DCDCコンバータを単3電池1本の電池ケースに組み込んでしまえば,3.3V電源供給ボックスになります。
共立エレショップで扱っている「単3(UM-3)×1本用 電池ケース DB311-SW」は内部に適度な大きさの空間があり,スイッチもついているのでこれを使って作ります。
DCDCコンバータはXCL102を使った秋月電子のAE-XCL102D333CR-G(3.3V出力)を使います。昇圧型のDCDCコンバータです。
電池ケースの中は狭く,はんだ付けが難しそうだったので,とりあえず取り回しが楽なように,AE-XCL102D333CR-Gに足を付けました。
電池ケース DB311-SWのスイッチはマイナス端子に直付けされているようで,カバーが熱かしめされていて,外せません。(溶かせば外せると思います。外してしまえばもう少し作業が簡単になるでしょう。)
スイッチからすぐに黒の負極リード線が電池ケースの外に出ています。
この負極リード線をボックス内に戻して,リード線を切らずに一部被覆を剥がして,DCDCコンバータのGNDにはんだ付けします。(これは難しい)
赤い正極リード線は途中で切って,DCDCコンバータのInとOutにはんだ付けします。
実際の様子は次のようになりました。(はんだ付けが汚いですが)
テスタで絶縁試験と,出力電圧試験をして,とりあえずこれでよしとしました。
3.3V出力のDCDCコンバータとスイッチ付き単3・1本電池ケースを用いて,単3電池1本で動作する,3.3V電源が出来ました。
外見はスイッチ付き単3・1本電池ケースですが,3.3V電源です。
スイッチ付きなので,便利に使えます。