C言語入門 int main printf for while if else do short long char double include stdio.h return 変数 関数 コンパイル 構造体 ポインタ リスト 配列 繰返

Cプログラミング入門

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はじめに
この文書は学生がはじめてC言語を学ぶことを想定した学習資料である。 また自分でC言語を学ぶ時の独習用教材としての想定もしている。 またすでにC言語を習得しているはずだがもう一度最初からやり直したい場合に用いてもよい。 コンピュータの言語を習得するので,実際にコンピュータ,エディタ,コンパイラに向き合って学ぶのがよい。

C言語の修得内容には今後JAVAなどの修得時に必要になるものが多い。 卒業までに身に付けるスキル(飯の種)として大事なものなので,課題数が多いかもしれないが, 放課後などを利用してしっかり勉強してほしい。 さらに学生のみなさんが「教わる」立場から主体的に「学ぶ」立場へと移行してゆくことを期待している。 理解するのが大変でも,何回も読み返して理解する努力をしてほしい。 (犬,猿,猫では読んでも理解できないと思われる。)

プログラムは人間が考えた処理手順をコンピュータにわかるように示す命令手順書である。 人間同士なら不完全な命令手順書でも相手が補って考えてくれるが, 人間からコンピュータへの命令手順書ではあいまいさが許されない。 例えば人間ならば,「1+2を計算してね」と命令すれば「3」と答えてくれるだろう。 「1+2を計算してその答えを声に出してください」までは言わなくてすむだろう。 ところが,コンピュータは「1+2を計算して,答えを表示してね」まで言わないと答えてくれない。 このような特性を考えながらプログラミングを進めていこう。 コンピュータへの命令にはいろいろな制約や,特有のいいまわしがあるので, これらに慣れ親しむことがプログラミング上達の道である。 どのような処理手順にしたらよいか良く考えて,単純で間違えにくい命令手順書を作ることが重要である。

本Web文書はC言語チュートリアル(*1)であり,1から10は順番に読み進むように出来ている。
練習は,陥りやすい誤りをチェックするために重要なので,読み飛ばさないこと。
A,B,C,D,Eは1から10を学ぶ途中で,意味がわかるようになったら時々読んでほしい内容である。
Fは一通り1から10を終えたら,次のステップに移行するための発展的内容である。

1.Cプログラム第1歩
2.処理の繰り返し
3.処理の選択
4.配列と文字・文字列
5.関数
6.変数の取り扱い
7.ファイルの取り扱い
8.構造体
9.ポインタ
10.再帰

A.変数の型
B.演算子
C.ライブラリ関数の説明
D.プリプロセス命令(#で始まる行について)
E.PAD(Problem Analysis Diagram)
F.補足  マルチソースファイル・ポインタ補足・動的二次配列・リスト構造
G.もっと練習課題 その1(2,3,4)   その2(5,6,7,8)
H.プロジェクト演習
I.C言語の周辺事情


TeraPad+MicrosoftVisualStudioでのコンパイル
(自分のPCに演習室と同じ演習環境を作るとき)


道具箱
リンク
NULLについて

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*1 チュートリアルというのは,知識を少しずつ増やしてゆく方式の説明文書の方式です。 子供が言葉を覚えるように,簡単なことから,次第に難しい内容へと説明が進みます。 (絵本や童話で言葉を覚えることに対応します)
最初から難しい記述も出てきてしまいますが,そこは説明しないので「おまじない」として受け取ってください。 最初は,仕方がないので不正確な表現で説明することもあります。あとから種明かしが出てきます。
これに対してリファレンスブック形式というのがあります。 これは一度C言語を学んだ人が,特定のことを知りたいという場合に役立つように,整理されて書かれています。 しかし,リファレンスブックで最初から勉強しようとしても,難しい場合が多いです。 (辞書や文法書でいきなり英語を学ぶようなものです。)